シーディング(種付け)剤
バイオラップシードは、有機物や動植物油の分解に優れた好気性微生物や汚泥活性促進剤、栄養分、酵素をバランス良く配合した製品で、排水処理施設の立ち上げ時や処理不良時に、有用微生物群を優占させるシーディング(種付け)剤です。
用途
排水処理施設のシーディング(種付け)
特徴
- 排水処理施設の立ち上げ時や処理不良時に、有用微生物群を優占させる効果的なシーディング剤です。
- 有機物や動植物油の分解に優れた好気性微生物や汚泥活性促進剤、栄養分、酵素がバランス良く配合されたシーディング剤です。
- 微生物含有量が多いため、浄化速度が速く、多様な条件下で効果を発揮します。
- 汚泥が解体した現場での凝集・沈降性の回復、処理能力の改善等にもご使用頂けます。
- 使用用途:ショッピングモール浄化槽、豆腐製造工場、菓子製造工場、給食センター、養鶏場、食肉加工場、リネン工場、スープ製造工場などの活性汚泥処理における種付け(シーディング)、処理機能回復、有用微生物群の補強
使用方法
- 曝気槽容量1m3に対して150gを投入して下さい(初期投入)。
- その後、改善が見られない場合は15~30g/m3を10日毎に、または100~150g/m3を1ヵ月毎に投入して下さい。
こんな時におすすめ
- 処理が安定しない。
- 処理能力が落ちたので、回復させたい。
- 立ち上げを早くしたい。
- 冬期、夏期等に一時的に処理がうまく行かなくなる。
- 微生物の活性が弱い。
- 活性汚泥が薄い。
- 凝集沈降性が悪くなった。
- BOD、ノルヘキを下げたい。
- 長期施設休止明けの処理能力の復旧を速やかにしたい。
- 低負荷状態が続いて、汚泥が解体している。
注意事項
- 放線菌や糸状菌、硝酸・亜硝酸菌・脱窒素細菌等の微生物が増殖・優占している場合は、まずはこれら微生物の駆逐を行うとより速やかに処理が回復します(当社製品:バルバスター、N2セイバー)。
- 直射日光を避け、換気の良い冷暗所下で保管して下さい。固化、腐敗の要因になりますので、湿気に注意して下さい。
- 溶存酸素(DO)濃度を1以上に維持して下さい。1 以上ですと過曝気により硝化細菌が異常増殖する可能性があります。
- 汚泥に油脂類が多く含まれている場合は投入後2~3 日は酵素の影響で透視度が悪くなる場合がありますが、その後、改善していきます。
- 化学工場排水や無機排水、防腐剤や重金属、溶媒、鉱物油等の阻害物質を多く含む排水の場合は十分な効果が得られない場合があります。
- 本製品を投入すると一時的に微生物群が急激に増殖を始めるため、DO が下がる可能性があります。
- 酵素が入っていますので、アレルギーをお持ちの方は、十分に注意して下さい。投入時に風で撒き上がり、吸い込む可能性がある場合はマスク等を着用して下さい。
- 詳しくは安全データシート(SDS)を参照下さい。