除菌・抗菌剤
バスステリ12顆粒タイプは、レジオネラ属菌、大腸菌群等の細菌類に有効で、常時塩素除菌、高濃度塩素除菌に使用することで、高い衛生管理が可能となります。投入直後より溶解し、除菌効果を発揮するため残留塩素調節が簡単にでき、浴槽やタイル等のヌメリの抑制にも効果的な顆粒タイプの固形塩素剤です。
用途
浴場、プール等の除菌
特徴
- 投入直後より溶解し、除菌効果を発揮します。
- 通常の塩素剤と比べ、塗装や材質への影響は低くなっています。
- 適切な保管状態であれば、長期保存が可能です。
- 有効塩素濃度1㎎/L程度まではほとんど塩素臭を感じません。
- 残留塩素の保持力が高く、水の透明度が増します。
- レジオネラ属菌だけでなく、大腸菌群やアオコ類等にも有効です。
- 浴槽やタイル等のヌメリ(生物膜)も抑制できます。
使用方法
[常時除菌の場合]
- 1日1~3回、1m3に対して付属のスプーン1/4(約5g)~1/2(約15g)杯分を直接投入して下さい(目安)。所定量をヘアーキャッチャーや貯湯タンク、浴槽等に直接投入して下さい。
※泉質等により、残留塩素濃度が変動します。必ず0.2~0.4㎎/L以上(1㎎/L以下)の濃度になるように投入量や投入頻度を調整して下さい。
[定期的な高濃度除菌洗浄の場合]
- 高濃度洗浄(推奨:週1回)に使用する場合、水量1m3に1杯(約30g)を投入して下さい(塩素濃度:約15㎎/L)。
- 水質異常時の高濃度洗浄に使用する場合は、水量1m3に3杯(約90g)を投入して下さい(塩素濃度:約50㎎/L)。
- 浴槽内やろ過器への吸込み口付近等へ投入し、30分以上循環させて下さい。付帯設備(ジェットポンプ・バイブラポンプ)がある場合は、付帯設備も運転させて下さい。
- その後、塩素中和剤(当社製品の場合:ニュートラルン120)を投入し、中和してから排水して下さい。
☆アオコの除去に使用する際は、ぬるま湯5Lに2~3杯程度を溶解させ、ジョウロ等で散布し、5分程度放置後、水で十分に洗い流して下さい。
こんな時におすすめ
- レジオネラ属菌や大腸菌群対策をしたい。
- 残留塩素濃度をきちんと保持したい。
- 残留塩素濃度の調整をしたい。
注意事項
- 投入する際は、ゴム手袋を着用して下さい。素手で触ると肌が荒れる可能性があります。使用後は手を洗い、眼等を擦らないで下さい。
- 衣類に付着すると漂白されますので、注意して下さい。
- 泉質等により残留塩素濃度が変動します。各施設の使用方法により適切な濃度管理を行って下さい。
- 眼や皮膚、口に付着・混入した場合は、多量の水で十分に洗い流して下さい。異常が見られるようであれば医師の診断を受けて下さい。誤って飲み込んだ場合は、速やかに医師の診断を受けて下さい。
- 高濃度塩素除菌を行う場合は十分に換気を行って下さい。
- 本製品を使用する事により、レジオネラ属菌等の浴場細菌類の発生及びレジオネラ症の発生を100%防止することを保証するものでありません。
- 直射日光を避け、湿気の少ない冷暗所で保管して下さい。狭い密閉空間内で多量に保管しないで下さい。金属を腐食させますので、密閉された室内の金属棚や機器類近く等に大量に長期間保管しないで下さい。劣化の原因になります。
- 酸、アルカリ、脱塩素剤(チオ硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム)、他の塩素剤(特に、高度さらし粉)等と直接触れないように注意して下さい。発熱、塩素ガスを発生させる可能性があります。
- 他の容器に移したり、そのままゴミ箱等に捨てたりしないで下さい。
- 幼い子供や高齢者の手の届かないところで厳重に保管して下さい。
- 高濃度の排水が河川等の自然環境に流出すると水生生物に有害です。必ず、中和処理してから排水して下さい。
- 詳しくは安全データシート(SDS)を参照下さい。