スケール抑制剤
パスケールソリッドは、鉄・カルシウム系スケールの抑制に高い効果を発揮する製品です。定期的な投入のみで管理ができるため、薬注装置等を設置したくないお客様や小規模温泉施設様にお勧めな固形スケール抑制剤です。
用途
温浴施設の配管ライン等に付着するのスケールの抑制
特徴
- 特に鉄・カルシウム系スケールの抑制に高い効果があります。
- 防錆、防食に対して高い効果があります。
- 徐溶解性なので、定期的な投入のみで管理ができます。大がかりな薬注装置等を設置したくないお客様や小規模温泉施設様にお勧めです。
- 食添物を主成分としているので、安心してご利用頂けます。
- 配管ライン、熱交換器、排水口等へのスケールの付着を抑制し、スケール洗浄の頻度を抑えることができます。
使用方法
- 貯湯槽に入れる場合は、所定量を入れて水中に吊るして下さい。
- ろ過機に入れる場合は、直接投入して下さい。
- 貯湯槽容量5tまでの槽で、1ヵ月に1回、2kgを投入して下さい。
- 冷泉または井水の場合は、溶解スピードが穏やかになりますので、3kgを投入して下さい。
こんな時におすすめ
- 配管がスケールで直ぐに詰まる。
- 熱交換器にスケールが付着し、熱効率が落ちる。
- 湯量が減った/温度が下がった。
- スケールの洗浄コストやそれにかかる労力が大変。
- 今使用している抑制剤が高い。
- 薬注装置を使わずにスケールを抑制したい。
- 薬注装置の設置や管理をしたくない。
注意事項
- 1 カ月以内で溶解する場合は設置場所等を変更して下さい(水流の穏やかな場所に移す等)。1 ヵ月経っても溶け残りがある場合はそのまま所定量を追加補充して下さい。
- 通常1ヵ月程度かけて徐々に溶解していきますが、水温、水量等でそのスピードは大きく変動します。また、泉質や日水量等でも投入量が変動する場合もあります。P2O5 として5~15 ㎎/L が安定的に検出される量・頻度を調整することで濃度管理が可能です。水量が多い場合や厳密に濃度管理を行い、しっかり管理を行いたい場合は液体品を薬注装置で注入することをお勧め致します。
- 使用方法/用途を順守してご使用して下さい。
- 本製品は、食品添加物規格品を主成分としていますが、飲用には使用できません。飲用水に使用するためには地方自治体等への届け出や分析、注入設備の設置等が必要です。飲泉に利用している現場では使用しないで下さい。
- 配管内等に既に付着しているスケールを洗浄してからのご使用をおススメ致します。スケールが徐々に剥がれ落ちるため、熱交換器等を閉塞させる可能性があります。
- 一部薬剤(他のスケール抑制剤等)と混ざった場合、白濁する可能性があります。問題ないことを確認してからご使用下さい。
- 高温水(75℃以上)には適用できません。
- 直射日光を避け、幼い子供や高齢者の手の届かない冷暗所で保管して下さい。誤飲すると大変危険です。ガラス状の固体ですので、怪我にご注意下さい。
- 貯湯槽やろ過機内に設置して下さい。浴槽内へ流れ込まないようにして下さい。揚湯管内等に入れると閉塞する可能性があります。浴槽内への投入は怪我や誤飲の可能性があり危険ですので止めて下さい。
- 本製品を使用する事により配管等へのスケールの付着を100%防止する事を保証するものではありません。
- 詳しくは安全データシート(SDS)を参照下さい。